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パリオペラ座バレエ学校便り32021.03.15 ブログ

第33回発表会プログラムより

第33回発表会おめでとうございます。フランスでの生活も3年目になりました。フランス語も、最初の年よりは大分話せるようになり、友達との会話が続くようになりました。バレエの授業でも、先生方の注意や冗談を聞き取ることができるようになり、充実した毎日を送っています。

もう*2年生になり、コンテンポラリーやアダージョといった上級生用のクラスが本格的になり、苦労しています。**カール・パケット先生が教えるアダージョのクラスでは、今まで知る機会のなかったテクニックやこつが掴めて驚くことが多いです。

しかし、去年からコロナウイルスが流行り始めたことで、学校がオンライン授業になったり、普段手を洗わない友達が渋々消毒している姿が見られます。毎年寮内で流行る胃腸炎が流行らなかったのは手洗いうがいのおかげかもしれません。今年からバレエの授業中にはマスクを着用しなければいけなくなり、ジャンプ系では辛い思いをしています。1月25日に行われた***デフィレは、無観客に加えて、マスク着用(エトワールも)という前代未聞の公演になりました。

皆さんもコロナ禍での発表会で大変だと思いますが頑張ってください。

*2年生

パリ・オペラ座バレエ学校では、6学年からスタートし最上級生が第1学年となる。

**カール・パケット

現在のパリ・オペラ座バレエ学校が新校舎をナンテール建設した1987年に第6学年に入学。1994年にパリ・オペラ座バレエ団に入団。2009年にエトワールに任命。2018年12月に引退するまで数多くの主役を務める。2020年からオペラ座バレエ学校の教師となる。「ドン・キホーテ」、「シンデレラ」など映像作品への出演も多い。

***デフィレ

「行進」の意。シーズン開幕のガラ公演時に上演されることが多い。ベルリオーズの「トロイ人」の曲でオペラ座バレエ学校の生徒からエトワールまでの総勢が舞台上、一堂に会する。現在の「デフィレ」はリファール振付、1945年初演。(写真:オペラ座の楽屋で)



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